遺産の相続で揉めるケース│大阪府枚方市の司法書士事務所、こじま合同事務所では、不動産登記・会社設立をはじめとして相続・遺言・成年後見など多分野にわたる問題を解決いたします。

遺産の相続で揉めるケース

遺産が受け継がれるのは有形的、または無形的といった価値に分かれています。そのような遺産は、昔は家督相続によって、また子々孫々受け継がれることで、誰が受け継ぐかはある程度決まっていたかと思いますが、近年では、遺産を相続するにあたって揉めるケースが増えています。

遺言書がないケース

遺言書を作成していないケースは多くあるかと思います。しかし、遺言書がないことによって、家族のコミュニケーションが悪化するケースや親戚との仲がギクシャクしてしまうケースがあります。最悪の結果、裁判まで発展するケースも少なくありません。また最初は遺産を期待していない人でも、お金が絡むと状況が変わることもあります。そして遺産を他の人より多く得ようと欲張った主張をする場合もあり、親族であっても関わる人間により、話が一向に進まないことがあるほか、トラブルに発展する可能性が充分に考えられます。こういったトラブルを未然に防ぐためには、どのように遺産相続するのかを遺言書にて、準備しておくことが肝心です。

不動産が財産のケース

遺産は現金だけではありません。昔から子々孫々受け継がれている家があるのと同様に、不動産による相続もあります。近年では、相続するのが不動産の場合、遺産分割する判断がとても難しい状況があります。例えば、遺産分割を数名で行うとなると、相続財産が不動産のため、数名にきっちりと分割するなら売却しなければなりません。しかし、その遺産分割を望んでいない人がいる場合もあり、遺産協議のとき、揉める要因となります。

故人のサポートや介護を行ったケース

介護をするのは身体的、精神的な負担が大きいかと思います。なぜなら、赤ちゃんを見るようにずっと付きっ切りで世話をしなければいけないからです。介護をした方が身内の場合、とても苦労をしたなどの理由で、遺産整理や遺産協議をする場合、揉める要因となるケースがあります。